和魂凡才 2006年02月
和魂洋才の人・榎本武揚を主に、幕末関係の話や本の紹介をする凡才人のブログです
長崎海軍伝習所
長崎海軍伝習所
posted with amazlet on 06.02.24
星 亮一
角川書店 (1989/09)

榎本釜次郎の長崎海軍伝習所での青春。釜次郎が学んだ2年間を通して伝習所の授業や演習の様子、オランダ人教官との交流、長崎の風土や四季の行事、唄など描きつつ、釜次郎の成長を描いています。

【2006/02/24 03:06】 | 長崎海軍伝習所本
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「愛の手紙代筆くん」というサイトに遊びに行きました。「愛する人」と「自分の名前」を入力すると、勝手に手紙を書いてくれます。土方さんと私の名前を入れてみました。



 クローン人間土方歳三様へ

 おひさしぶりです。深海魚のモノマネは順調ですか?香音里です。

 土方歳三様はまるで快楽まかせの手裏剣のように情熱的です。

 あなたを思うと爆発的に署名活動したくなります。

 土方歳三様のためなら、地平線のかなたで目薬を指しつつ空中分解することもいといません。

 「香音里さんの眼差しってコソドロみたいですね」
 と無邪気に笑う土方歳三様の横顔が忘れられません。

 香音里より

 PS.地面から出てきてください。



土方さんの深海魚のモノマネ、見てみたいです。









榎本さんでもやってみました。



 いつも半笑いの榎本武揚様へ

 あなたのハートにかかと落とししたい香音里です。

 榎本武揚様はまるで蒸し焼きの粗大ゴミのように色っぽい!

 あなたを思うとすぐさま110番せずにはいられません。

 榎本武揚様のためなら、地平線のかなたで丸太を転がしつつトラを生け捕りにすることもできます。

 「香音里さんの青春ってオランウータンみたいですね」
 と無邪気に笑う榎本武揚様の横顔が忘れられません。

 香音里より

 PS.もう武装解除してください。
      
 ↑
 私は黒田清隆か?



かなり笑えます。他にもいろいろやってみようっと。


【2006/02/22 02:36】 | 榎本さん関係
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榎本武揚
榎本武揚
posted with amazlet on 06.02.21
加茂 儀一
中央公論社 (1988/04)

榎本さんの伝記本です。榎本さんの生い立ちから晩年までが詳しく書かれています。どちらかというと、箱館戦争以降の記述が多いです。これは榎本さんが自伝のようなものを全く残さなかったため、若い頃の記録がほとんどないからとか。
特に面白いのは獄中時代の話です。牢での生活はけっこう楽だったようで、牢名主になったり、手紙で家族に石鹸や卵の孵化器の製法を教えたり、また、大鳥さんや荒井さんに西洋の学問を教え、同囚の少年に字を教えたりして、まるで塾のようだったそうです。
福沢諭吉は榎本の母の遠縁に当たり、榎本の助命のために奔走した人ですが、榎本は家族宛の手紙で福沢が差し入れてくれる本に対して、不満をもらし、「これだけの見識しかない人間に100人も弟子がいるとは」と驚いています。福沢といえば当時では一流の知識人。それにこれだけ言えるとは、榎本さんの知識はどれだけすごかったんでしょうか。

書簡や日記・漢詩なども多数載っています。(読み下し文があればもっと良かったんですが…)開拓使時代の北海道の調査記録なども、当時の日本でこれだけ化学的に試験や分析をしているとは、と驚かされます。
著者はかなりひいき的な目で榎本を見ていますが、それを差し引いても榎本さんの知識の深さや、外交官としての能力が優れていたことが伺われます。またどんな役職についても誠実に仕事をこなし、薩長が幅を利かせている政界で「最良の官僚」と言われたそうです。
榎本さんは情の深い人で、家族思いで愛妻家だったそうです。書いている手紙の量がすごいです。また、旧幕臣が困窮していたら面倒をみたり、借金の保証人になったりしていたそうです。
本当に、もっと評価されてもいい人だと思うのですが、やはり「二君に仕えた」とか「変節漢」という悪いイメージが付き纏うのでしょうか。
特に箱館戦争後の榎本さんを知りたい人には、よい本だと思います。ただ、絶版でちょっと手に入りにくいかも知れません。文庫版の古本でもけっこうなお値段してますので。


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【2006/02/22 00:57】 | 榎本さん本
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ドキュメント 榎本武揚―明治の「読売」記事で検証
秋岡 伸彦
東京農業大学出版会 (2003/08)
売り上げランキング: 435,336

当時の読売新聞が、榎本武揚のことをどう伝えたかを検証した本です。
江戸っ子たちは、徳川のために最後まで抵抗した榎本さんの事をけっこう温かい目で見ていたようです。
「釜チャン」は子供の頃、ガキ大将だったそうで、新聞記事から榎本さんのチャキチャキで粋な江戸っ子ぶりが伺えて、なかなか面白い本です。

【2006/02/21 00:11】 | 榎本さん本
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武揚伝〈1〉
武揚伝〈1〉
posted with amazlet on 06.02.19
佐々木 譲
中央公論新社 (2003/09)
売り上げランキング: 236,202


以前から興味があった榎本さんですが、この作品ですっかりはまってしまいました。文庫本で全4巻の大作で、榎本さんの幼年期から箱館戦争終結までが描かれています。面白くて長さを感じさせず、一気に読んでしまいました。
主人公・榎本釜次郎がとても勤勉で男気のある人物に描かれています。それに対して勝海舟についてはかなり悪く書かれています。勝さん好きの方は読まない方がいいかも知れません。
前半は持ち前の研究心と勤勉さで語学を身につけ、長崎海軍伝習所で海軍の知識や技術を学び、オランダに留学して国際法を学んで開陽丸で帰国するまでが描かれています。後半は鳥羽・伏見の戦いから箱館戦争までが描かれるのですが、江戸城での評定の様子や、海軍の脱走が遅れた経緯などが細かに書かれています。それまで主に新選組本ばかり読んでいた私にとっては、海軍側からみた戊辰戦争というのが興味深かったです。海軍なので、通常宮古湾海戦の時にしか名前が出てこない甲賀さんや荒井郁之助さんが早い段階から活躍してるのも嬉しいです。
榎本さんに関しては、オランダに留学したいわば「エリート」で「テクノクラート」の人間が、どうして最後箱館まで行って戦ったのか、ずっと不思議に思っていました。外国を見てきた彼は人一倍、日本が近代国家に生まれ変わらなければならない必要性を感じていたと思うし、新しい世でも彼の技術を持ってすれば、なんとでも生き残れると思うのに、なぜ最後まで新政府に抵抗したのか。
この作品の中では、それは幕府に殉ずるとか、幕臣の意地とかではなく、彼は徳川家臣団が禄から離れても食べて行ける様に、蝦夷に新天地を求めようとしたとされています。海外で学んだ技術を活かして殖産を興し、徳川家臣団を移封し、身分制度のない自由で平等な共和国を作ろうとしたと。なんて壮大な夢でしょう。当時そんな事を考え付く人間が他にいたでしょうか。若い頃に蝦夷をまわり、化学や物理学の「テクノクラート」で国際法を熟知した榎本だから考え付いた事。
榎本の周りには、自然と人が寄ってきます。大鳥圭介、沢太郎左衛門、松岡磐吉、中島三郎助といった箱館での幹部になる面々も早いうちに知り合い、志を同じにして一緒に蝦夷に渡り、戦います。みんな熱くてかっこいい漢たちです。土方さんはこの作品の中では割と控えめで、でも榎本さんには初対面の時から「このような男を指揮官に持った組織はさぞかし精強に違いない」という印象を持たれ、信頼されています。
ラストの五稜郭の開城、榎本達幹部が出頭するシーンが感動的です。
榎本さんや徳川脱走軍に興味のある方、ちょっと長編ですが読んで損は無いと思います。おすすめです。


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【2006/02/19 05:53】 | 榎本さん本
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「長崎海軍伝習所の日々  日本滞在記抄



カッテンディーケ著 水田信利訳



また買ってしまいました。古本で買ったんですが。
カッテンディーケ氏は幕末の長崎海軍伝習所で、勝海舟や榎本武揚を教えたオランダ人の教官です。日本に滞在した間に見聞した日本の様子や伝習所での事が書かれています。勝や榎本に関しても書かれているそうです。



ほんとに何から読もうか迷うほど、面白そうな本が山積みですうぅぅ~。




【2006/02/11 00:56】 | 長崎海軍伝習所本
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