和魂凡才 2006年03月
和魂洋才の人・榎本武揚を主に、幕末関係の話や本の紹介をする凡才人のブログです
演劇集団キャラメルボックス 「風を継ぐ者2001」
本宅の方でも以前紹介しましたが、この作品は私が新選組にハマッたきっかけになった作品なので、こちらでも紹介します。
「風を継ぐ者」は1996年に初演、2001年に再演されました。両方観ていますが、私がハマッたのは2001年の方です。ちなみに渡辺多恵子さんは1996年版を観たのが「風光る」を描くきっかけになったそうです。
私が所有しているビデオは、1996年版。土方さんの役は上川隆也さんです。

【作・演出】  成井豊+真柴あずき


【キャスト】
          1996年版         2001年版 
 立川迅助    今井義博          細見大輔
 小金井兵庫   西川浩幸          岡田達也
 沖田総司    菅野良一          菅野良一
 土方歳三   上川隆也/大内厚雄     大内厚雄
 三鷹銀太夫  細見大輔/大内厚雄     篠田剛
 桃山鳩斎    篠田剛           西川浩幸
 つぐみ      岡田さつき         岡田さつき         
 たか子     坂口理恵          大森美紀子
 そ の      小松田昭子         温井麻耶 
 秋吉剣作    岡田達也          佐藤仁志
 美 祢      津田匠子          田嶋ミラノ
 小野田鉄馬   南塚康弘          畑中智行
 宇部鋼四郎   近江谷太朗         首藤健祐

【物語】
維新後、今は新聞記者になった元新選組隊士の回想から始まります。
主人公は架空の2人の隊士。足は速いが剣術はダメな立川迅助と、実は剣術よりも物を書く方が好きという小金井兵庫が新選組に入隊してきて、沖田総司の一番隊に配属されます。迅助は足の速さを買われ、伝令役としてよい働きをします。
池田屋で血を吐いた沖田は名を偽って、医者をしている迅助の叔父・桃山鳩斎の元を訪れ、そこで父の手伝いをしている鳩斎の娘つぐみに診察をされます。つぐみは沖田の病いに気付き療養するように言います。沖田は当然聞きませんが、厳しくも自分の事を心配してくれるつぐみに好意を寄せます。
そこに蛤御門の変が勃発。迅助は焼けた京の町で足を怪我した女性美祢を助け、叔父の診療所へ連れてきます。実は美祢は先の池田屋で夫を沖田に殺され、弟と共に仇討ちをしようとしている女性で、迅助の妹たちを人質に沖田を殺す事を画策するのですが…。
何事にもまっすぐな迅助と、爽やかな沖田がいいです。沖田は人質を助けるために診療所に向かい、迅助は大阪に向かった土方を呼び戻しに走ります。そして馬で来る土方よりも先に診療所に着きます(笑)
診療所では長州人の策略にはまり、沖田は腕を斬られピンチに…そこへ土方さん登場です。いや~美味しいところ持って行きます。
人質を助けるために自分が斬られようとする沖田、長州の汚いやり方を赦して命を助けるよう土方に頼む沖田が、まぁ甘いと言えば甘い(悪人は誰も居ないみたいな)のですが、そこはまぁ、キャラメルの芝居らしい処でして。
沖田が死を覚悟して、つぐみ宛に自分の胸のうちを手紙に書きます。この手紙が沖田の生き方を語っていて…これで私は堕ちてしまったのです。(でもハマッたのは土方さんvv)

上川さん演じる土方さん。普段は鬼副長なのですが、お茶目なところもあります。●キップする土方さんって…。沖田の恋を成就させてやろうとつぐみの所に行き、結果ぶち壊してるし。思わず「新選組血風録」の中の「沖田総司の恋」を思い出します。

キャラメルボックスには新選組が出てくる芝居は他に「俺達は志士じゃない」「裏切りご免!」「我が名は虹」「また逢おうと竜馬は言った」があります。ヒジカタの名前が出てくる芝居は「彗星はいつも一人」と「広くてすてきな宇宙じゃないか」(←本当に名前だけ(^^;)
でも、やはり芝居は生が一番。折りしも次回公演は「俺たちは志士じゃない」再演。(新選組は敵役)ぜひ一度劇場に足を運ばれては?



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【2006/03/30 03:40】 | 映像・舞台
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あさぎ色の伝説 1 (1)
あさぎ色の伝説 1 (1)
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和田 慎二
白泉社 (2000/00)
試衛館といえば、もう一つ思い出すのが「あさぎ色の伝説」
おそらく、私が初めて読んだ新選組物の漫画だったと思われます。白泉社コミックス全4巻です。今は絶版で入手が困難になっています。1巻と2巻が第一部「試衛館の鷹」で沖田が元服するまでの話。3巻が第二部「風のまつり唄」で試衛館一行が上洛し、浪士組を結成するまでの話と番外編。4巻は新選組が会津藩からの依頼で一人の人物を預かる事になり、その人物が絡んだ、「菊一文字」「夢桜」の2作品。
剣に対しては天性の才能を持ちながら、女性には恐怖心さえある総司、何をしても燃え上がれず、くすぶった思いを抱きながら毎日を過ごしている歳三。
初めて吉原に連れて行かれ、太夫と二人っきりになって、大声で土方さんの名を呼びながら助けを求めて逃げ回る総司が初心すぎです。土方さんは着流しがよく似合って粋です。新選組になってからよりも、試衛館時代の話のほうが好きです。
それにしても、元服して月代を剃った総司っていうのが、子供心にかなりショックだった記憶があります。(大河の総司の月代も、それに匹敵するくらいショックでしたが)
4巻の時点で、総司はすでに胸を患っていますが未完です。単行本が発売されてから16年。続きはもう、書かれないのでしょうか。



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【2006/03/18 22:25】 | 新選組本
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試衛館の鬼―若き日の新撰組1
小島 剛夕 昴 すまる
嶋中書店 (2003/12/20)
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源さんといえば思い出すのがこの作品。歳三と勇の出会いから、京に上る迄の試衛館時代のお話です。
作者は「子連れ狼」で有名な小島剛夕さん(原作・昴すまる)なので劇画タッチの絵です。主役の歳三は往年のドラマ「新選組血風録」の土方役を演じられた栗塚旭さん似で、多分意識されてるのだと思われます。(前髪とか)
「剣の道」を志し、ひたすら修行する真摯な土方さん、それを厳しくも優しく見守る近藤さんと周斎先生。そして、とてもいい味を出しているのが源さん。相変わらず親切で、面倒見のいい源さんですが、怒る時は怒る。そしてすごく強いのです。
武士の生き様、厳しさを学びつつ、剣の「鬼」になっていく男たちが描かれています。

【2006/03/12 19:17】 | 新選組本
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「小説現代」という雑誌で北原亜以子さんの「密約」という小説が連載されているそうです。「すちゃらかOL日記」さんというブログで知りました。
土方さんと榎本さんの小説だそうです。早速、書店に今月号を探しに行ったのですが、雑誌は見つかったのですが、小説は載ってなかったように思うんですが・・・見落としたのか?もう連載終わったのかな?
北海道新聞でも北原亜以子さんの「情歌」という幕末物の小説が連載されているそうです。こちらは「霧時雨」さんから。鳥羽・伏見の戦い以降の話のようです。

北原亜以子さんの書かれる土方さんは、けっこう好きなので楽しみです。伊庭八郎が主人公の文庫書き下ろし「風よ聞け」も早く続きが出ないかなぁ・・・。

【2006/03/08 03:27】 | 榎本さん関係
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Shinsengumi Express!!新選組!!ロマンチ!!!サイト!!!!に、第4回新選組Podcast「榎本総裁・片岡愛之助さんに訊く」が更新されています。お正月ドラマの裏話が聞けます。

あのドラマ以降、「榎本さんに対する世間の人の見方も変わったのでは?」とのことです。今まで、榎本さんは「新政府に寝返った裏切り者」、大鳥さんは「土方をねたむ嫌味な奴」または「へたれ」という悪いイメージを持っている人がけっこういたと思うんですが、このドラマがきっかけで、その悪いイメージが払拭されればいいなぁと思います。

あ、一言だけ言いたいことが。
 「榎本さんより土方さんの方が年上ですから。」

最後に愛之助さん、「これをきっかけに、いろんなテレビ・映画・ミュージカルなどに挑戦したいと思います」とおっしゃってました。ぜひ、ミュージカルに出演していただきたいものです♪

【2006/03/05 04:46】 | 榎本さん関係
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新撰組捕物帖----源さんの事件簿
秋山 香乃
河出書房新社 (2005/10/13)
新選組本では珍しい、源さんが主役の本です。
すごく読みやすい本で、サクサクと読めました。お人好しでお節介やきな、源さんこと六番組長井上源三郎が、新選組周辺で起こる事件に首をつっこんで探索する話で、「仇討ち」「二人総司」「新撰組恋騒動」「怨めしや」「源さんの形見」の五つの短編が入っています。
背景に史実で起こった事件、情勢が描かれているので、事件が起こった時期がわかります。
捕物帖というよりは、源さんの温かい人柄が全編に描かれている人情物といった感じでしょうか。懐の大きい近藤さん、本当は優しいのに照れ屋で口うるさく説教する土方さん、剣の腕はすごいのに子供っぽい総司、普段は沈着冷静、実は義侠心に厚い尾形さんとか、ちょっとどこかで見たような類型的なキャラクターという感じはしないでもないですが、だからこそ安心してこの作品を読めます。短編集なので、新選組の血なまぐさい内部粛清や抗争が苦手な人でも読みやすい、「毒」の部分を排除した娯楽小説的作品になっています。
五篇のうちの「源さんの形見」だけは他の4篇と違って、源さんが死んだ後の話になっていて、ちょっと趣の違う作品です。

秋山さんの新選組作品には「歳三往きてまた」「総司炎の如く」「新選組藤堂平助
近藤勇」等があります。今回の「新撰組捕物帖」は評判が良かったそうで、第2弾が出る話があるそうです


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【2006/03/04 03:13】 | 新選組本
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