和魂凡才 2007年03月
和魂洋才の人・榎本武揚を主に、幕末関係の話や本の紹介をする凡才人のブログです
秋の金魚
秋の金魚
posted with amazlet on 07.04.01
河治 和香
小学館 (2005/10/06)
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主人公留喜(るき)は子供の頃に、江川太郎左衛門の手代であった父親が乱心して、母・兄をはじめ十二人を殺傷し自刃したという出来事があり、周囲に気兼ねしながら生きてきました。留喜の事をずっと優しく気にかけてくれていた肥田浜五郎と男女の仲になりますが、その後松岡磐吉との縁談話が持ち上がり、二人の間で女心は揺れ動きます。

共に咸臨丸で米国に渡航し、日本の近代化に大きな役割を果たすであろうと思われた二人でしたが、やがて戊辰戦争が始まり明暗が分かれます。磐吉は幕臣として新政府と戦うために留喜を離縁して江戸を脱走。浜五郎は新政府に出仕し、出世して行きます。実家に戻った留喜は浜五郎の世話になり、やがて浜五郎の子を産むのですが、戦争が終わり幹部であった磐吉達は東京へ誤送されて牢獄に入れられる事に。そして磐吉が獄死したという知らせが…。
この物語の根底には、ずっと留喜の出自にまつわる過去の事件があるのですが、彼女はそれをただ悲観するのではなく、受けれて、自分なりに二人の男性を愛します。二人の男性もそれぞれ違った形の愛で彼女を愛するのですが、私は磐吉の無器用な生き方にもの悲しさを感じずにはいられませんでした。

維新後の徳川家臣の困窮や、新政府に出仕した者が世間からそしりを受けた当時の情勢も描かれています。
浜五郎の弟分的な存在として、赤松大三郎が度々登場します。留喜の女中の菊に自慢の喉で都都逸を聞かせ、菊が元旗本の娘だと知ると慌てて縁談話を持ってくる榎本さんが「らしくて」イイ。ただ、一部この本の紹介に「土方歳三の活躍」うんぬんと書いているのがありましたが、土方さんは全く出てきませんのでご注意を。


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【2007/03/31 23:50】 | 長崎海軍伝習所本
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先日、ちょこっと紹介した榎本さんの曾孫の榎本隆充さんは、榎本武揚の長男・武憲さんと黒田清隆の長女・梅子さんが結婚したその直系のお孫さんなので、黒田清隆の曾孫でもあるわけです。実は武憲さんと梅子さんにはもう一人女のお子さんがいらして、跡取りがいなかった黒田家の養女に入り、その子供・清揚さんが黒田家を継ぎます。
つまり、幕末に敵として戦った榎本さんと黒田さんの子供同士が結婚し、そのまた子供がそれぞれ榎本家と黒田家を継いだわけです。
「貴君に受けた恩義を子々孫々に伝えたい」と言った榎本さんの言葉どおり、両家は今も親交が深いとか。「清揚」さんてお名前も「清隆」と「武揚」をくっつけたようなお名前ですしね。

先日図書館で借りたまま、まだ読みきれていない「幕末和蘭留学ー」の編者・大久保利謙さんは歴史学者として著名な方ですが、お名前から察せられるとおり、大久保利通のご子孫。検索していて、ふと見慣れた名前が。麻生太郎外務大臣が吉田茂元首相のお孫さんである話は知っていましたが、もっと遡れば、大久保利通がご先祖様だとか。へぇ~~~。

そして、こんなサイトを発見。徳川慶喜さんのご子孫が「将軍が飲んだ珈琲」を再現されたそうな。ご子孫の徳川慶朝さん、カメラマンでいらっしゃるそうです。確か慶喜さんもカメラが趣味だったんですよね。


【2007/03/28 00:25】 | 榎本さん関係
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「幕末機関説 いろはにほへと」の23・24話を一挙に見ました。

覇者の首にとり憑かれた榎本さんに洗脳され、「共和国のために」と次々と悪行を行う兵士たち、榎本の手先となって市民を扇動する赫ノ丈。そんな中、土方さんだけは榎本さんの色目に誘惑赤目に幻惑される事もなく、覇者の首と戦う覚悟を決めるのですが…。

お尋ね者になった耀次郎を土方さんが匿ったのは、田本研造さんちでした。鉄之助に写真を日野に届けるように送り出すところや、二股口の戦いなど、とにかく土方さんがかっこいい!箱館市中を凱旋行進しちゃってるし(笑)。一瞬、主役かと思っちゃいましたよ。ていうか、今回土方さんが主役よね?
一体どう収拾をつけるのかという展開になってきましたが、やはり5月11日箱館総攻撃の日はやってきます。そして一本木関門。薩長の兵士をみんな斬り伏せた土方さんでしたが、女王様の僕になったアイツにやられるとは…。

五稜郭がえらい事になっています。未来要塞のごとく。土方さんの台詞で「怪しげな人足が出入りしているが…」てのがありましたが、宇宙人の人足でもない限り無理ですってば。しかも次回タイトルは「五稜郭浮上す」ですよ。飛ぶのかあれが?

あぁ、やっぱり土方さんはヒーローなんだね。かっこいいよね。憧れるよね。久しぶりに土方さん主役の小説が読みたくなりました。あとね、一応弁護しとくと、榎本さんは本当はあんな人じゃないですからね。決して首なんか憑いていませんし、瞬間移動も出来ませんから。
さて、あと2回。いよいよ佳境です。

ところで、この「幕末機関説 いろはにほへと」、BIGLOBEのVIDEOSTOREでも視聴できるみたいです。ただし、無料視聴できるのはプロモーション映像と第1話だけみたいですが。詳しくはこちら


【2007/03/26 01:10】 | 榎本さん関係
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6月公開の映画「憑神」の榎本釜次郎役は、本田大輔さんだそうです。本田大輔さんのお父さんは、俳優の本田博太郎さん。だいぶ前から活躍されている俳優さんだったんですね。映画にも沢山出ていて、最近では「それでも僕はやってない」に出演されたとか。所属事務所の公式サイトはこちら

さて、舞台の方は決まったかなと松竹のサイトを見に行きましたが、詳細はまだのようです。でも、情報が一つ。榎本さん繋がりということで。
大阪松竹座の9月公演は片岡愛之助さんと相田翔子さんの「蝉しぐれ」だそうです。最近藤沢周平ばやりですね。昔友人に、「絶対(私が)好きだと思うから読んでみて」と文庫本を貸してもらったことがありました。確かに面白かったんですが、私、時代小説というのは実在の人物じゃないと興味が湧かないんです。だから人情物とか捕物帖とかはほとんど読まないです。

まぁ「憑神」の主人公も実在の人物じゃないんですけどね。釜次郎が絡んでるという事で許してください。(って、誰に対して謝っているのか)




【2007/03/24 03:06】 | 榎本さん関係
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榎本武揚氏のご子孫、榎本隆充さんが電話出演されたラジオを聞きました。時間としては5~6分程度。開陽丸の説明と、この度「開陽丸子孫の会」を発足させる事になった話などをされました。
会の趣旨は「歴史を懐かしむだけでなく、激動の時期を生きた当時の船員がどういう事を考えたかを思い、それが今の世にどう生かせるかまで考えたい」とおっしゃっていました。

品川沖を脱走した時、400名ほどの乗組員がいたが、名前がわかっているのは士官40名ほどだそうです。現在、20名ほどのご子孫の方が名乗りを上げられているそうですが、もし開陽丸乗組員だった方のご子孫がいらっしゃれば、連絡くださいとの事です。会の発足は4月29日の予定。
ちなみに、同じような趣旨で「咸臨丸子孫の会」というのがあるそうですが、こちらは勝海舟のご子孫等、185名いらっしゃるとか。

たくさんご子孫の方が見つかって、会が盛り上がるといいですね(^-^)

【2007/03/23 20:15】 | 榎本さん関係
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まほろば自然博物館さんからの情報です。



3月23日(金)の18:00からNHKラジオ第一放送の「NHKラジオ夕刊」という番組に、榎本武揚氏のご子孫の榎本隆充さんが出演されるそうです。
内容は4月29日に発足予定の「開陽丸子孫の会」についてのインタビューだそうで、予定では18:20頃から約6分間ぐらいだとか。

来年が榎本武揚没後100年ということもあるのか、ご子孫の方もとても精力的に活動されているようです。先日も土方歳三資料館で榎本隆充さんの講演があり、icewine5さんが興味あるレポをして下さっています。イベントもいろいろあるそうで、楽しみです。行きたいなぁ。

まずは…ラジオを探さなくっちゃ。


【2007/03/22 00:44】 | 榎本さん関係
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Gyaoで配信中のアニメ「幕末機関説 いろはにほへと」が面白くなってきました。時間がなく、2回分を一度に見たりして、なかなか感想も書けずにいるのですが、今回いよいよ宮古湾海戦です。もともとフィクションなので、この宮古湾海戦も史実とは違うのですが、箱館チーム好きには、うはうは(死語)の回でした。

榎本さん、土方さんをはじめとして大鳥圭介、松平太郎、荒井郁之助、甲賀源吾、古川節蔵、松岡磐吉ーーー!!野村、大塚ぁ(泣)、そして黒田(へんな薩摩訛りでしたね~)!!ちょ、ちょっとサービスしすぎではないですかぁ!?>一部マニア
「新選組!」では榎本さん、大鳥さんは出てきましたが、箱館メンバーがこんなに映像で取り上げられるなんて、「五稜郭」以来ではないですか!甲鉄、回天、蟠竜!もう興奮しまくりの25分でしたよ。できれば、イバハチと中島三郎助さんも出してあげてーーー!

このアニメ、ぜひテレビでも放映して欲しいです。できたら(首が取り憑いていない)普通の榎本さんで、普通の箱館戦争バージョンでお願いします。マニアしか見ないかもしれませんが。あぁ、あと5回かぁ。お願いします、もうこの際思いっきり箱館戦争して下さい!

【2007/03/06 02:23】 | その他幕末本
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