
明治19年建立のこの開拓紀念碑、ごく最近まで榎本さんの書だと言われていたらしいのですが、昨年違うということが判明。中国の王羲之(おうぎし)の書の拓本だったそうです。(札幌市文化資料室発行の文化資料室ニュース第2号より)
あ~ぁ、榎本さんの書だった時に見たかったなぁ(違っ)


黒田清隆像です。(逆光~!)
昭和42年に北海道百年を記念して建てられたそうです。
あまり似てない気がする…。

黒田像と並んで建っています。
黒田が北海道開拓のために米国から招聘したお雇い外人です。
工業、鉱業、農業と多岐にわたって北海道の開拓の指導をした人物ですが・・・ことごとく榎本さんと対立します(^^;
札幌市民のどれだけの方が、この大通り公園の端っこにある像が黒田清隆とケプロンで、北海道の開拓に多大な尽力をした人だと知っているのでしょうか。(みんな知ってたらゴメンナサイです・汗)
黒田はやたら酒癖が悪いとか、妻を斬殺した疑いがあるとか、官有物払下げ疑獄とかの醜聞ばかりが取り上げられますが、彼が開拓使として北海道の開拓に心血を注いだことは、もっと評価されていいのではないかと思います。

この花壇の奥にイサム・ノグチの「ブラック・スライド・マントラ」という黒い滑り台が写ってるんですが、写真が小さくて解りませんね。
写真のセンス、本当にないです~。
イサム・ノグチ…有名な彫刻家さんですが、ミュージカル好きの私には李香蘭・山口淑子さんの元だんなさんという方が記憶に残ってます(^^;

札幌の姉妹都市ドイツのミュンヘンから贈られたモニュメントだそうです。

サンクガーデンには30品種1300本以上のバラが植えられているそうです。行った時はちょうどバラも見ごろでした。
札幌市資料館は月曜日休館なので、ここも閉まってました(><)
ここから先は榎本さんと全く関係ない旅行記です。
藻岩山は往復するとけっこう時間がかかるし、小樽でさんざん歩いた後、大通り公園を端から端まで歩いたのでかなり足が疲れ、もうこれ以上歩きたくない!ということで③の銭湯とテレビ塔にしました。実はこの時、大通り公園って夜になるといつもライトアップされているものと勝手に思い込んでいたんですよね…。帰りはライトアップされた公園を楽しみながら歩いてテレビ塔まで行こうと思っていたのですが、雪まつりとか、冬の時期にしかイルミネーションされていないんですね(当り前か…)
この後夜行バスに乗るため、お風呂に入っておきたかったので、札幌市資料館から歩いて5、6分位のところにある「極楽湯」に行きました。
極楽湯は390円で入れる天然温泉で、露天風呂やジェットバス、サウナなども入れるスーパー銭湯です。食事もできますし、整体や足底マッサージもありますし、仮眠もできます。
やっぱり私にはおしゃれでリッチなスパよりも、お気楽な大衆銭湯の方が似合ってます。
着替えは持ってきたものの、タオルとか石鹸一式をロッカーから出すのを忘れてしまったのですが、大丈夫。250円でタオル、石鹸、シャンプー、リンスが買え、バスタオルを貸してもらえます。
ここに没後100年記念事業のJR北海道のポスターが貼られていました!が、銭湯でカメラを出して写すわけにもいかず…。
ゆっくりお風呂につかり、1時間ほど仮眠しました。
再び大通り公園を、テレビ塔に向かって歩き出しました。夕食はテレビ塔近くのスープカレー横丁に行きました。今年4月にオープンしたばかりだそうで、ビルの地下に6軒のスープカレーのお店が入っています。
Rasataというお店でチキンカレーを注文しました。チキンがカレーの中に入っているのかと思いきや、表面をカリカリに焼いた塩味の大きなモモ肉がライスの上にドンッと乗っていて、食べ応えがありました。写真は…ありません。実は初日、お寿司屋さんで写真を撮っていたら、隣の席の子供に「お寿司の写真なんか撮ってる~」と大きな声で言われてしまったので、ヘタレな私はカメラを出す勇気がなかったのでした。そしたら、カレー屋さんで隣に座った一人の女性がビデオカメラを出して撮影を始めたので、「私はまだまだだわ。」と思った次第です(^^;
おなかもいっぱいになったので、テレビ塔の展望室に登りました。ガイドブックで、テレビ塔から撮った大通り公園の写真がきれいだったので、夜景も期待していたのですが・・・全然きれいじゃなかった(涙)前述の通り、イルミネーションもライトアップもない街は、時間が9時半を過ぎていたのもあってか、灯りが少なくてがっかりでした。一緒にエレベーターに乗った団体さんも、「JRタワーの方が良かったな」と言っていて、その時間からJRタワーに行くとか行かないとか言っていました。うーん、JRタワーだったらもっときれいに見えたのかなぁ。それともやはり藻岩山に行くべきだったか・・・。
そして23時55分発の「高速はこだて」で函館に向かいました。
うぅ。7月中にレポ終わりませんでした…。
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「武揚伝」を書かれた佐々木譲氏が中島三郎助を主役に書いた小説の文庫化です。
先日、BOOK●FFで単行本を見つけて買ったばかりです~(^^;
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もう13巻まで出たんですね。土方さんと近藤さんがワンシーン登場したそうなんですが、
7巻で止まってます(^^;;
そして、こちら。一応6月発売になっているのですが
「榎本武揚と横井時敬 東京農大二人の学祖」 → bk-1
次々と榎本さん本が出て嬉しいのですが、読むほうが全然ついていけてません(^^;;;
なので、自分用覚書とういうことで…。
榎本武揚ご子孫の榎本隆充さんがゲスト出演される番組の再放送があるそうです。
BSデジタル11
「歴史のもしも」
本放送 7月27日(日) 20時00分~20時55分(終了)
再放送 7月30日(水) 15時00分~15時55分
「もしも諸外国が五稜郭政府を承認していたら」
ゲスト 富樫 倫太郎(作家)
榎本隆充(東京農業大学客員教授)
デジタル放送なので、我が家では見られません(TT)
見られた方、レビューお願いいたします~(毎度おなじみの他力本願です)
【7/31追記】
はな。さんがレポを書いてくださいました。とても詳しく書いてくださったので、番組の内容がよく解りました。ありがとうございます~m(__)m
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はな。 情報ありがとうございました!
この番組面白いのでちょくちょく観ているのですが
前回だけ忘れておりましたっっ。
いつかこういうテーマがくるはず!と
待っていたので、嬉しいです☆
再放送分、ばっちりと観てみたいと思います♪
念のため。
土方副長 録画しておきたいと思います。
五稜郭政府、興味があります。
>はな。さん
香音里 こんな番組があった事、初めて知りました。
他のラインナップを見ても面白そうですね~。
もう一人のゲストの富樫倫太郎さんは、トンデモな蝦夷共和国小説を書かれている方なので、どんな話が出るか楽しみですね♪…って結局見られないんですが(涙)
よろしければ、また内容など教えてくださいm(__)m
>土方副長さん
香音里 デジタル放送、見られるんですね。いいな~。
うちも早くデジタルにしたいです。
土方さんも登場するかも知れませんね♪
うおっ!!
高松飛鳥 これは見たいです!
見られないから、誰か撮ってくれないかな…(切望)
まるみ 情報ありがとうございます。
明日の再放送を録画しようと思いますが、CATV機器の使い方を把握していないのでちょっと怪しい(^_^;)
>高松飛鳥さん
香音里 私も見られないので残念です。
どなたかのレビューを密かに期待しておきます。
>まるみさん
香音里 まるみさんも見られるんですね。羨ましーい。
録画、頑張ってくださいねっ。
見ましたよ。
たかちん mixiの足跡からきました。
なかなか良かったと思いますよ。
ただ、もしもの良い方向にしか考えていなかったような気がしてなりません。
現実的な思考が少なかったかな?
すべては開陽丸の座礁から悪循環が始まったような気がするんですけどね。
日記も書きましたが榎本は総裁向きじゃなかったと思います。
>たかちんさん
香音里 お越しいただき、ありがとうございます。
たかちんさんの日記を拝見して、番組の概要が少しわかりました。ありがとうございました。
どうしてもこういう番組は一方からの見方に片寄って作られがちですよね。
私も榎本さんは政治的な方面より、技術官僚に向いているし、本人もその方面で活躍したかったのではないかと思います。

小樽から高速バスで約55分。JRを使うより20分ほど多くかかりますが、運賃も30円だけ安いし、何より荷物を持っての札幌駅からの移動を考えると、終点が函館行きのバスターミナルと一緒なのでこちらが楽です。
札幌での滞在時間は約8時間です。
が、夜10時を過ぎるとさすがにどこも閉まっちゃうので、実質行動できるのは6、5時間ほどです。
札幌って意外と観光できるところ少ないんですよね。中途半端な時間だし、更に閉館時間も早い。
今回、時間の関係で北大側は諦めました。

やはり札幌といえば、たとえ「がっかり観光地のベスト3」に入っていようが、ここは外せません。
なんでも、大自然の中に建っているものと思っていたのに、実際はビルの谷間にこじんまりと埋もれているのでがっかりするのだそうですが、そんなに小さく見えなかったし(時計の屋根の先までだとビルの五階くらいの高さがあるそうです)、白と赤のコントラストがきれいで、けっこう私は好きだけどなぁ。ほら、下からこんな風に写すと、ビル写らないし(笑)
中もけっこう広いみたいで、展示室やホールとして使われているそうなのですが…第4月曜日休館なので残念ながら閉ってました。それが一番「がっかり」でした。
正式名称は「旧札幌農学校演武場」というのだそうです。字を見た時、一瞬「こんなとこにも榎本さんが!」って思ったあなた、ビョーキです。(私のことです)
札幌農学校の生徒の心身を鍛えるための体育の授業の場として作られたそうです。
時計の下には開拓使の赤い星のマークが。
最初は時計がついてなくて鐘楼があったそうなのですが、開拓使長官・黒田清隆の発案で時計がついたのだとか。
商工会議所の方(?)が写真係として交替で来てくれているそうです。
一人で旅行すると、どうしても自分が写った写真っていうのが少なくなってしまうので、ありがたいですね。

なんと、2階建なんです。お客さんは1人だけでしたが。
この辺りって、銀行などのビルが立ち並ぶオフィス街だし、車の量もけっこうあるのですが、全く気にすることなく、ぽっくりぽっくりと歩いていました。

重要文化財・赤れんが庁舎(北海道庁旧本庁舎)
アメリカンネオバロック様式のれんが造りの建物で、堂々とした風格です。
小樽が榎本さん、函館が土方さんがヒーローの街とすれば、札幌は開拓使=黒田清隆?
「黒榎は一心同体」(by井黒弥太郎先生)ということで、札幌での榎本さんを訪ねる旅は、黒田を訪ねる旅です。(当ブログでは愛を込めて、「黒田」と呼び捨てにしております)

赤れんが庁舎=開拓使というイメージを持っていたのですが、実は開拓使札幌本庁舎は火事で焼失。赤れんが庁舎建物の右手に跡地があります。(建物は現在、北海道開拓の村に復元されています。)
赤れんが庁舎が完成したのはリーフレットによると明治21年で、すでに開拓使は廃止されているので、黒田はこの庁舎では執務していません。
建物の頂の八角塔は開拓使札幌本庁舎の八角塔を模したものだそうです。一時この八角塔を撤去した時期があったそうなのですが、これがないと豪華さが半減です。
赤れんが庁舎も火災で内部が焼失したのですが、復旧工事をし、昭和43年に北海道百年を記念して創建当時の姿に復元されたそうです。

2階は歴代長官、知事が執務をした部屋が記念室として公開されています。歴代長官の写真が飾られていました。小樽で榎本さんの相棒だった北垣国道さんも、4代目の長官だったんですね。
他には北海道の歴史ギャラリー(北海道開拓記念館)、樺太関係資料館、北方領土館、国際交流・道産品展示室などがあり、北海道の歴史などが学べるようになっています。
そして、館内には北海道出身の画家によって描かれた絵画が飾られているのですが、江戸時代末期から明治にかけて開拓に関する史実が題材にされています。
2階に上がる階段を上った正面に榎本さん、黒田、ケプロンの小樽での三者会談の絵がかけられていました。ここには絵の写真は載せませんが、黒田が男前ですvv榎本さんは腕組みして難しい表情。そして頭にはいつもの分け目(?)が。絵にまで描かれてる…。
小樽レポだけど札幌②に続きます…。
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ケイちゃん 小杉雅之進の百回忌に関する情報を私のブログに載せる許可をいただいたまま、忙しさにかまけて更新もせず今日になりました。わざわざ返信いただいたのに、申し訳ありません。
今「小杉雅之進が描いた函館戦争」を読んでいますが、原文そのままの「麦叢録」は手ごわくて理解するまでに時間がかかりそうです。★☆★ 来月榎本さんが創立した東京農大を
訪れてみようと考えています。 それではまた。
お久しぶりです。
土方副長 北海道旅行をしたんですね。
拙者は来月から9月末まで夏休みに入るので、平日を使って1人旅をしようかなと考えていまして、新選組ゆかりの地巡りを少しずつ制覇したいと思っています。
宮古市、京都市伏見区、北関東3県、東京(伝通院など)に行く予定です。
それとは別に8月下旬の土曜日に女友達と一緒に勝沼と流山に行きます。
ケイちゃんさん、こんばんは~。
香音里 ブログ掲載の件は全然気にしないでください。
「小杉雅之進が描いた箱館戦争」を読まれてるんですね。
私も持ってるんですが、まだ絵しか見てません(汗)
原文を理解するのは慣れていないと大変だと思いますが、頑張ってくださいね。
東京農大に行かれたら、ぜひ様子をブログで紹介してくださいませ♪楽しみにしています。
土方副長さん、こんばんは♪
香音里 お久しぶりです。
6月に榎本さんの没後100年記念事業で小樽・他を回ってきました。私も東京以外で初めての一人旅でしたが、たくさんの方と出会えてとても楽しかったです。
土方副長さんも、有意義な夏休みになれば良いですね。
気をつけて行ってらしてください。
石巻、宮古で地震に遭い、心配していましたが無事で何よりです。
北海道新聞にも関連記事が載っています。
今後の航海の安全を祈ります。
「あこがれ」、今宮古湾に停泊中ですよね。
かなり強い地震ですが、東北の方々は大丈夫でしょうか。
心配です…。
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高松飛鳥 あこがれは宮古を無事出航いたしました。
よかったです。
東北の事は本当に気がかりです。
被害の度合いもあるのでしょうが、名称はつけない・・と言う考え。
結構大きな地震なのに。
被害は少ないと思われてるのかな?・・と思います。
No title
香音里 高松飛鳥さん、こんばんは。
あこがれ、無事で良かったです。
本当に、最近東北地方は地震が多いですね。震度6強の割には思ったより被害が少ないようで良かったです。
あこがれの残りの航海の無事を祈ります。
さて、いよいよ函館ですね~。準備ご苦労様でした。感慨もひとしおでしょう。
M子 香音里さん、こんばんは。
帆船あこがれ、函館に着きましたよ。
さっき、ローカルニュースで流れました。
香音里 M子さん、こんばんは。
教えてくださって、ありがとうございます。
あこがれ、無事に函館に入港してなによりです。
このまま、最後まで無事に航海できますように・・・。
M子さんも函館まで、どうぞ気をつけて行って来てくださいね。
えっ・・・!? これって榎本さん?
一見、国立国会図書館の「近代日本人の肖像」に載っている写真のように見えますが…
微妙に顔が違う気がするんですが。ちょっと間延びしてるというか。
どうでしょう? → こちら
私が知らないだけでしょうか?それとも未公開の写真…?
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はな。 香音里さん、こんにちは!
紹介くださった記事の写真、
はじめてみるアングルです☆
確かに図書館の画像にもある、
よく使われる榎本写真と同じ衣装なので、
「子爵、今度はやや正面向きでお願いします」
という感じで撮られた一枚ではないでしょうか♪
No title
香音里 はな。さん、こんばんは♪
なんか…デコが一段と広く見えるような気がするのですがっ!?
恐らく、はな。さんがおっしゃるような感じで撮られたのではと思いますが、
もしこの写真が原版で、よく知られている写真の方が「修正写真」だったりなんかしたら、
かなりショックかも(^^;
堺町の方まで歩いてきました。
駐車場には観光バスが何台も停まり、ツアーの団体さんがたくさん。昨今は外国人の観光客が多いようですね。
小樽駅~商店街付近と全然雰囲気が違います。
まず、北一ヴェネツィア美術館に。
1階はショップなので自由に入れますが、2階以上は美術館になっているので入館料が必要です。
ヴェネツィアドレスを着て写真撮影もできるそうです。
今回は1階のみで(^^;エントランスにゴンドラが展示されていました。
どうも、私はお土産を買うのが下手で、後先考えず、「見つけた時に買わなきゃ」って感じで買ってしまうので、一番先にに父へのお土産で小樽の地酒を買ってしまったので、それが重くって(><)
そして次にかさ高いお菓子を買ってしまったのでした。


右はルタオ本館。
1階がケーキショップ、2階がティーサロン、3階は展望室になっています。
時間があればティーサロンでゆっくりしたいところです。
ルタオはドゥーブルフロマージュが有名ですが、、帰宅が翌日になるので、日持ちのするものをということで会社用にラングドシャを、北菓楼では「北海道開拓おかき」という名に心惹かれたのですが、「○○限定」に弱い私は、小樽本館限定の「果樹園の六月」というりんごのケーキを買いました。とてもしっとりしていて、甘すぎず美味しかったですvv
六花亭はきっと空港でも売っているから、ここではパス。

奥に見えるのが小樽オルゴール堂(旧共成(株))
今回オルゴールはパス。
北一ガラスで自分用のアクセサリーと携帯のストラップを購入。
ソフトクリームを食べながらぶらぶらと散策。
今回おとなしく家で留守番している相方に、夕張メロンを買いました。この時ってちょうど夕張メロンの出荷時季だったんですよね。すごく美味しかったです!とてもデリケートなので、すぐ熟してしまうそうです。この度のサミットの交通規制で、運送が遅れて熟しすぎてしまうので夕張メロンが出荷できなかったなんてニュースを聞きました。サミットとずれてて良かったvv


左:光と香り館 右:岩永時計店
(旧北海雑穀株式会社) 道内で最も古い時計店だそうです。
建物の写真を撮っていたら、突然ポリスに逮捕されました\(◎o◎)/!
振り返ると、「出世前広場」と書いてあってレトロな建物と交番が…。
「あなたが素敵すぎるので逮捕します」と台詞もレトロでした(笑)
このポリスマンは観光案内の方で「時間があったら天狗山に行きませんか」と教えてくださったんですが、残念ながら時間がなかったんです~。

(旧金子元三郎商店)
その左は小樽浪漫館(旧百十三銀行小樽支店)で、こちらもレンガ造りの素敵な建物だったのですが、可愛いアクセサリー屋さんで、買い物に夢中になりすぎて写真撮るの忘れました…。


左は小樽大正硝子館(旧名取高三郎商店)
ガラス工芸制作の体験ができます。
その横には創作工房、とんぼ玉館、びーどろ館、とんぼ玉ギャラリー月下美人と続いてあって、もうおなかいっぱいって感じ。
途中、昆布屋さん(だったかな?)に「お父さん、預かります」と張り紙が貼ってあったのにはウケました。ガラス工芸品、オルゴールと言ったら女性は大好きですが、男性はあまり興味がないですもんね。奥さんが買い物に夢中になっている間、退屈しているお父さんを預かってくれるって事なんでしょうか?
私はあまり一人旅行をしたことがないので、困るのは食事です。なかなか一人でお店に入れないんです(^^;ジンギスカンも食べてみたかったのですが、一人で食べるのもなぁ…と歩いているうちにホテルまで戻ってきてしまいました。この後札幌に向かわないと行けないので、預けていた荷物を受取って駅方面に歩きだしたのですが・・・。
北垣国道の書が記念事業の期間公開されているという藪半さんに行ってみたかったのですが、すでに2時をすぎていたし、大きな荷物を持っていたので、お店の前まで行ったのですが結局入りませんでした。それだけがちょっと心残り。

ちょっと写真がわかりにくですが、窓のところにたくさんのランプが下がっています。
駅までもレトロちっくで良いです。
今回、けっこう小樽の街を歩いたと思っていたのに、後から地図を見ながらこのレポを書いていると、行けなかった所がたくさんあるんですよね。
次来た時は、行けなかった所もぜひ行きたいと思いますので、くどいようですが、「榎本さん祭り」よろしくお願いします!
駅からはM子さんの助言に従い、北大回りの高速バスに乗り、札幌へ移動です。
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icewine5 香音里さん、こんばんは。
小樽3日目、香音里さんはどこをご覧になっているのかな~とあの日、堺町通りを歩きながら思ってたんですが、同じような場所にいらっしゃったようですね。
私も午後のひと時、北一ガラスからメルヘン交差点あたりをぶらついたりしていました。
古い建物の写真、どれもよく撮れてますね!
お天気も良かったし、あの日は絶好の観光日和でしたね。
No title
香音里 icewine5さん、こんばんは。
私もicewine5さん、今日はどこを回ってらっしゃるのかな~と思っていたのですが、もしかしたらすれ違っていたかも知れませんね。
榎本さん目当てで行っても、やっぱり小樽と言えば、運河と北一硝子等のガラス工芸品は外せませんものね(^^)

あちこちの新聞でも記事になっていますね。
展示物は300点以上、靖国神社遊就館蔵の軍服と軍帽や、ロシア全権公使委任の天皇陛下から下された勅書等も展示され、小樽の展示より更に濃い内容のようです。
あぁ、絶対無理だけど行きたいです~。
それにしてもこのポスターの榎本さんって、軍服の効果もあってか、むちゃくちゃ男前と思いません?
お髭姿も良いのですが、もし髭がなかったら、今風に言うと…
かなりヤバイっす。
帆船あこがれの方も、石巻のイベントは大盛況だったようで。
明日は石巻を出港して宮古へ向かいます。
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M子 30日から1泊で函館に出かけまーす。楽しみでーす。しっかり見て来ますからね。
No title
香音里 M子さん、こんばんは。
いいな~。やっぱり行かれるんですね♪
せめて夜行バスでも行ける距離なら…。
行かれたら、またお話聞かせてください。楽しみにしています(^0^)
運河のところの温度計が24℃になっていました。小樽では24℃でも暑いほうなんでしょうね。1日目のひげコンテストの時もやたら「本日はお暑い中…」と仰っていましたが、この日は19℃。大阪から来た私にしてみれば「湿気がないし、涼し~い!」って感激してたのに!
小樽最終日は普通の観光&ショッピングです。


手宮線跡地です。
手宮線は1880年に国内3番目、北海道で初めての官営の幌内鉄道として建設された鉄道で、手宮―札幌間を結び、石炭輸送に活躍していましたが、1985年に廃線になりました。
今も鉄路が残り、一部は整備されて散策路になっています。冬には雪あかりの路のイベントのメイン会場になっています。
手宮線跡地を散策し、文学館と金融資料館の間の日銀通りを通って、旧ウォール街へ。
しばらく、写真をお楽しみください(なんちゃって)

今も、当時の面影を残す建物がホテルやお店に形を変えて残っています。
ホテル ヴィブラントオタル
(旧北海道拓殖銀行小樽支店)


左: 旧三井銀行小樽支店
現在は「白い恋人」の石屋製菓が所有しているそうです。
右: 小樽グランドホテルクラッシック
(旧越中屋ホテル)


左: 小樽商工会議所 右: 旧塚本商会
現在は売り物件になっているそうです。
この辺り、古い建物が多く、昔ながらの街並みが残っているのですが、観光客はほとんどいません。


左: 北海道紙商事 右: 日刊北海経済新聞社
(旧第四十七銀行小樽支店) (旧安田銀行小樽支店)
どちらも昭和初期に建てられたギリシャ様式の4本の円柱が特徴です。

さすが、ここは観光客でいっぱいでした。
私も10年ほど前に経験があるのですが、ツアーで来ると、バスで乗り付けて滞在時間が3時間くらいしかないので、どうしても運河だけ見て、ガラス工芸やオルゴールなどのお土産屋さんの方に行ってしまうんですよね。
できたら最低でも1泊はして、歩いてみたい街ですね。
すっかり忘れていましたが、7月1日でブログを引っ越しして1年経ちました!
ごちゃまぜの雑ブログから別宅に引っ越し、オタ度はどんどん増すばかり。
その代り本宅はほとんど留守状態。
プライベートがちょっとゴタゴタして来たので、この度ほとんど訪問者のいない本宅ブログを閉鎖する事にしました。
でも、こちらはこれからも続けますので、どうぞ今後もよろしくお願いいたします。
とうとう
今回私が北海道に行くのを、なぜかすごく楽しみにしていた同僚Tさん。自分のことのようにホテルの空きや飛行機のチケット代を調べてくれていた人です。なぜこんなに興味を持っていたかというと、なんでも出身が沖縄で、福井県より北に行ったことがないので、行ってみたいからだそうです。
帰ってきた翌日の休憩時間のこと。
「写真見せてね」と出発前から言われていたので、一応デジカメを持って行ったのですが・・・
私が「一人で行くけど、向こうで人と会う」と言っていたのを、勝手に男性と会うと決めつけていたらしく(ンなわけないでしょーが。これでも一応人妻なんですけど…)、「誰と会ったの?」「男と撮った写真ないの?」というので、「男性と撮った写真?ありますよ。」とついつい自慢げに交流会の時の写真を見せたのです。歴史オタだってカミングアウトしちゃったし。
ところが。
「榎本武揚って誰?」
やっぱりそう来たか・・・。
「幕末に箱館戦争で幕府軍を連れて五稜郭に立て篭もって…」と説明する。
続いて土方さんの五稜郭の像の写真を見せる。
「誰?」
「土方歳三」
「あ、知ってる。忠臣蔵だよね!」
いえ、新選組です…。
そして翌日、彼女がまたやってきた。
「私、昨日帰ってネットで調べたのよ」
何を?
「榎本タケゾウって、箱館戦争で死んだんだってね」
それは榎本さんのことか、土方さんのことかどっちじゃい!
世間一般の知名度ってこんなもんですかい?と思い知らされた出来事でした。
佐々木譲さんが「日本人が好きな歴史上の人物ベスト10に榎本武揚を入れたい」とおっしゃっていましたが、まだまだ道のりは長いようです(涙)
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icewine5 香音里さん、こちらにもこんばんは。
ブログ移転1年、おめでとうございます!
これからも榎本さん情報、楽しみにしています。
同僚の方のエピソード、とってもウケましたw
私も自分のエントリーで触れたことがありますが、確かに榎本武揚にしても土方歳三にしても、残念ながら一般的な知名度って、そんなものですよね。
自分も軽いとはいえオタの端くれなので、普通の感覚を忘れて浮世離れ(笑)した狭量オタにならないよう気をつけなくてはと自戒する日々です^^;
とは言っても、いつか認知度の低い土方さんや榎本さんも坂本龍馬や織田信長並みにメジャーになるといいですよね!
No title
香音里 icewine5さん、こんばんは。
いつもありがとうございます。
先日の新聞記事で、小6を対象にした調査で幕末から明治の政治家の認知度が低いというのを見ました。私も高校生の時、日本史の先生が長期療養していたせいで、幕末・明治を超特急でやったので、実は幕末に興味を持っていなければ、多分同じレベルだったかも知れないので、偉そうなことは言えないのですが(^^;
最近の日本史の授業は石器時代を飛ばして、近世・近代に力を入れるようになって来たとか。
土方さん、榎本さんの知名度UPを期待します!
No title
はな。 ブログ移転1周年おめでとうございます!
香音里さんの愛溢れる、精力的な活動をされているお姿、
いつも尊敬申上げております。
榎本氏メジャー化作戦。
たしかに道のりは平坦ではなさそうではありますが、
陰ながらいつもいつまでも応援しております☆
(うちのブログではすっかり明治のドロンケン大臣と化しておりますが(滝汗)、
それはこの際忘れてくださいっっ)
>榎本タケゾウ
爆笑させていただきました♪
新選組と忠臣蔵がごっちゃになるのはよくありそうですが、
この組み合わせはナイス☆(笑)
No title
高松飛鳥 すみません、素直に受けました。
しかもこの混ぜ方だと、榎本さんの方が率が高い。土方さんなんてゾウしか入ってない・・・。
しかし、箱館戦争で一番有名な土方さんでこの状態なら・・榎本さんをメジャー化は、並大抵のことではないですね。
>はな。さん
香音里 はな。さん、いつもありがとうございます。
ドロンケン大臣の記事、いつも楽しく読ませていただいてます♪
幕末・明治維新という日本の大きな転換期、国を二分する大きな内戦の旧体制側の主導者が、
坂本龍馬よりも知名度が低いというのも不思議な話です。
そういう歴史上の人物としての榎本さんの知名度UPもさることながら、私としましては、この愛すべきドロンケン大臣(しつこい?)の人間味あふれる姿も、ぜひ皆さんに知っていただきたい!
はな。さん、これからも素敵な記事の紹介お願いいたします!(他力本願ですみませんっ)
>高松飛鳥さま
香音里 ちょっと不思議なのは、なんて検索して「箱館戦争で死んだ」って出たんだろう、ってことなんですよね~。榎本さん、死んでないし(^^;
「秋に北海道に行きたい」と言っていたので、函館をお勧めしておきましたvv
飛鳥さん、もし彼女にあったら、よろしくです~。
でも、まだ札幌、函館の旅行記が残っているのですが、ま、気長に。(一応、7月中には書き終わりたいと思っています)
ところで!
これを書くのをすっかり忘れていました。
「開陽丸・五稜郭、榎本武揚と歴史文学の旅」
小樽文學舎の企画で、この度の小樽文学館での特別展のギャラリートークの講師を務められた函館博物館学芸員・佐藤智雄氏の案内による「幕末の函館・江差」の旅。
旅行期間:2008年10月18日(土)~10月19日(日)
大型バス貸切
参加費: 25,000円(予定)
(小樽文學舎非会員は+2,000円)
お申込みは小樽文學舎 0134‐32‐2388
締切は8月31日(定員40人)
詳細はこちらへどうぞ → 小樽文學舎
実行委員会さんのサイトで「どなたでも参加OK」「関係者、ファンの集い」と書かれていましたし、ご案内をいただきましたので、まやこさんと一緒に参加させていただくことにしたのですが…
実際に会場に行ってみると、いわゆる「ファン」と言われるような方はほとんどお見受けしませんでした。受付でネームプレートを受け取るとそこに席が書かれていて、宴会は立食ではなく、席が設けられていました。
8人掛けの円卓が10くらいあったでしょうか。一番前の貴賓席には榎本隆充さん、記念事業の実行委員長さん、札幌の実行委員長さんらが座っていらして、その横のテーブルには佐々木譲さんや、研究家の方、関係者の方々。後方の席には実行委員の方々や龍宮神社の氏子の方々がいらっしゃいました。
実はもっと一般のファンの人がたくさんいるのかなと思っていたので、場違いなところに来てしまったか?と心配になって来たのですが、真ん中あたりの「桐」の私たちの席に行き、M子さんと再会。そういう一般のファンの人を同席にして下さったんでしょう、小樽実行委員会のサイトで拙ブログ同様、リンクを貼っていらっしゃるさにぃ・さいど・さんでぃの塾主さんにもお会いしました。

榎本さんたちが飲んだものとは瓶の形が違いますが、なかなか粋なはからいですね!
この後、私は酔ったわけではないのですが、こんな場は初めてで、まったく舞い上がって「ウキウキ」してしまったので、まともなレポは書けません~。
お料理もいろいろと出たのですが、後半ほとんど食べていない気がします…。どんな料理が出たのかさえ覚えていません。もったいなーい!
正直最初は、小樽遠いし一人で行くのもなぁ…と思っていました。でも実行委員の方々の熱さに感化され、気がつくと、頼まれてもいないのに、記念事業の宣伝をするのがこのブログの使命のように勝手に思い込んでいました(笑)
そして、Mixiで知り合った同じく実行委員のK様。和装の似合う上品な方で、この方にもいつも情報をいただいていました。隆充さんは絶えず人に囲まれ、私みたいな者が近づけるような状況ではなかったのですが、Kさんが気を遣ってくださり、隆充さん、佐々木譲さんと一緒に写真を撮っていただけるように取り計らって下さいました。
さて、壇上では隆充さんをはじめ、小樽実行委員長さん、札幌の実行委員長さん、龍宮神社の宮司さん…と幾人もの方が祝辞や謝辞を述べられていました。黒田清隆さんの5代目のご子孫の方も来られていました。榎本さんのご子孫でもあるとか。
「榎本武揚の子孫で困ることは、比べられること。唯一ひけを取らないお酒も最近少し弱くなって…」と冗談でおっしゃっていた隆充さんですが、いえいえお強いようでしたよ。

まやこさんに小杉さんのご子孫の方を紹介していただきました。前の記事にも書きましたが、小杉雅之進さんの百回忌の法要を7月30日に称名寺で行われるとのこと。榎本さんの没後100年事業でもお忙しく活動されていらっしゃいます。
発表された新しい「榎本武揚没後100年事業」のポスターがこれです。JR北海道協賛?

小樽市内各所に設置されていた募金箱。
これ、グッズとして売っていたら絶対に買ったのになぁ。
龍宮神社に榎本武揚像を建立する資金の足しになりますように、
ささやかながら募金してきました(*^_^*)
会は2時間ほどでおひらきになりました。
なんだか、緊張しながらも楽しいあっという間の2時間でした。
そして、更にグランドホテルの私が宿泊していた部屋で、まやこさんと2時間ほどお話しました。
幕末オタ話と写真、ありがとうございました。楽しかったですvv
まったく、とりとめのない文章でお恥ずかしい限りですが、以上で小樽の「榎本武揚没後100年事業」2日間のレポは終わりです。
小樽のイベントで感じたのは…実行委員長さんをはじめ、宮司さん、文学館の学芸員さん、実行委員の皆さんがイベントを盛り上げよう、成功させようと、とても熱心でいらしたこと。
町おこしのためのイベントとして、正直「榎本武揚」でどれだけ集客力があるか、小樽の活性化に繋がるのだろうかと思っていました。規模的にも地元のお祭りという感じも否めませんでしたが、神社の例大祭とくっつけたことでかえって町の人々も参加し、盛り上がった気がします。何かこう「熱さ」とか「榎本さんへの愛情」が伝わってきました。
また、「小樽の開発に尽力した武揚さん」と地元だけで盛り上がるのではなく、講演会や展示会で小樽市内外の人に、榎本さんの生涯や功績などを広く知らしめてくれた事も嬉しかったです。文学館の展示は昨年同期の2倍超だそうですよ♪
これをきっかけに小樽の町が元気になってくれればいいな、と思います。
本当に榎本オタとしては、よくぞ2日間も榎本づくしのお祭りを企画してくださった!と感謝の念に堪えません。小樽、ありがとう!ぜひ、また榎本さん祭りやってください。(没後150年は待ってられませんから、生誕180年とか)
そして、小樽でお会いし、お世話になった皆様。どうもありがとうございました。本当に楽しい時を過ごさせていただきました。感謝、感謝です。
今回、運河やガラス工芸のお店みたいに観光地化されていない小樽の町もたくさん歩きました。小樽の歴史ある建物や街並みも好きになりました。小樽、できたらもう一度来たい町です。榎本さんの像も建立されることだしねvv
記念事業のレポは終わりですが、まだ榎本さんを訪ねる旅は続きます~。
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icewine5 香音里さん、こんばんは。
交流会の詳しいレポ、楽しく拝見させていただきました!
ご盛況だったようで、なによりです。
香音里さんのレポを拝見して、このイベントに関わった大勢の方々の熱意がとてもよく伝わってきました。
やっぱり乾杯はハイネケンだったのですね♪
No title
香音里 icewine5さん、こんばんは。
今入れ違いで、icewine5さんの所におじゃましてました(笑)
はい、やはり乾杯はハイネケンで。
司会者の方が「ドイツのビール」とおっしゃた所、即座にあちこちで「オランダですよ」との声が。
さすが、皆さんよくご存じです(^^)
札幌の実行委員長さんが「小樽の熱い思いに感化された。自分たちも頑張らなければ」みたいな事を仰っていました。小樽の熱意が他にも伝わっていけばいいなぁと思います。

入賞者にはもうおひと方、「生まれ変わりで賞」の大阪から来られた男性がいらっしゃったのですが、遠いのでもう帰られたとの事でした。私も大阪からなのですが、まさかこの男性、ひげコンテストのためだけに小樽まで来られたのでしょうか?
もし本当にそうだとしたら、すごい\(◎o◎)/
司会者の方が、「もしかしたら、来年もあるかも…」と少し期待を持たすような事をおっしゃいました。
楽助さん、「来年あるなら、出ます」と宣言されました。期待してますよ~!!
第三部 基調講演「榎本武揚の青春と近代日本」 作家 佐々木譲氏
佐々木譲さんの「武揚伝」を読んで榎本武揚に興味を持たれた方も多いはず。かく言う私もその1人です。なので、今回の講演はとても楽しみにしていました。
「日本人が好きな歴史上の人物ベスト10に榎本武揚を入れるのが夢」とおっしゃる佐々木譲さん、さすが作家でいらっしゃるだけあって、話の組み立て方が上手で、テンポよく、たまにユーモアも入れつつの講演で、思わず引き込まれてしまいました。
今回の講演のトピックとして「地球温暖化と榎本武揚の先見性」という話をされました。この度の洞爺湖サミットのメインの議題でもある「地球温暖化」と榎本武揚に何の関連が?
実は榎本武揚は、130年も前にこの北極航路に目をつけていた!
榎本さんがロシアに駐在していた1878年、ノルデンシェルドなる人物が蒸気船ヴェガ号でこの北極航路を航海します。どうやら榎本さんはその情報を得ていて興味を持っていたらしい。
1878年7月4日にノルデンシェルドはスェーデンのイェーテボリを出港。それを確認して、榎本さんは同年7月26日に帰国のためサンクトペテルブルグを出発。ご存知のとおりシベリアを横断してウラジオストックを経由し、同年10月4日に小樽に着きます。多分、どちらが早く着くか試したかったのでは?とのこと。
ところがヴェガ号は流氷に囲まれて動けなくなり、翌79年9月2日に横浜に入港します。その歓迎会で榎本さんは挨拶をしているそうなので、よほど興味があったのだろうという事でした。
130年前に地球温暖化が解っていたわけはないけれど、榎本さんには北極航路を活用しようとした先見性があったというお話でした。
そして、後半は榎本さんの青春時代のお話。主に長崎海軍伝習所時代とオランダ留学時代のお話でした。海軍伝習所となると、やはり出てきました。あの方が。ハイ、勝海舟さんですね。今回もやはりこき下ろされてました(^^;
外交官というものは、最初に行った国に深く影響されるものらしいです。留学中にデンマークとプロイセンの戦争を観戦し、武器や国際法の大事さを知った事が帰国後に役立ったり、北緯52度のデンハーグが豊かで潤っているのを見て、それよりも緯度の低い北海道は素晴らしい国になると思ったのではないかという事を仰っていました。
最後、ちょっと時間が足りなくなって、箱館戦争のあたり超特急ですっ飛ばされてしまったのが少し残念でしたが、今回の講演内容では別に構わないと思いました。
佐々木さんは榎本さんについて、個人史=共同体の歴史という、激動期にだけ出てくるまれな人物であると繰り返しおっしゃっていました。つまり、榎本武揚の個人史を見ると、日本の近代史が解ると。
そして最後に、「もし自分がもう少し若くて、妹がいたなら、絶対に榎本武揚を紹介する」とおっしゃっていました。実は一番先見性があったのは、妹・多津さんに榎本さんを紹介した林研海さんかも知れませんね!
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SH 香音里さん、こんにちは。
mixiの足跡から来ました。
小樽レポを拝見しましたが、充実した内容でした。
私も文学館で榎本武揚展示を見たのですが、やや興味が薄いため流し見だったので、レポで展示内容が良く分かりました。
では、また。
(誤字がかっこ悪いので、訂正しました)
No title
香音里 SHさん、お越しいただきありがとうございます。
拙ブログはほぼ榎本武揚一色のブログです(^^;
榎本さんにとって北海道は縁のある地ですし、知れば知るほど奥の深い人物ですので、
興味を持っていただけると嬉しいです。

で、どうしようもなくセンスのない写真がこれです(汗)
講演会の最中に写真を撮っていいの?などと考えていると、けっこうみんな撮ってるんですよね。
「あ、いいんだ」と思っても撮るタイミングが難しいし、カメラも5年前に買った古いヤツなので、シャッター切るまでがめちゃくちゃ遅い。
記念講演会は14:20~17:00までで、三部構成でした。
大ホールでの講演なので、満席は難しいだろうとは思っていましたが…客席は半分弱くらい埋まっていました。後で聞いたところ500人ほどが聴講されたそうです。まぁ、多少お付き合いで来られた方もあろうかと思いますが、それでも榎本武揚という人物に興味を持たれた方がこんなにいたとは、嬉しいじゃないですか。
第一部 スライド講演「小樽と榎本武揚」 小樽文学舎 理事 大石章氏
古写真をスライドで紹介しながら、小樽と榎本武揚の関わりを説明して下さいました。
写真は榎本さんが黒田の要請で北海道の調査を始めた明治5年の小樽の常灯台、入船川口付近の写真、測量隊、色内の地図、明治4年の黒田清隆の写真、ケプロン、アンチセルらお雇い外人、当時のウラジオストック、手宮洞窟の古代文字、寺田省帰、大塚賀久治の肖像写真、「空知河畔之詩」の書、北辰社のあった場所の地図、明治37年頃の小樽の鉄道と小樽港等々。
それぞれ説明があったのですが、不勉強なため、いまひとつピンと来ず、ただ聞くのみになってしまいました。
小樽実行委員会が発行した記念誌に、大石氏が詳しく書かれているので、後日ちゃんと読みなおそうと思います。
最後に龍宮神社蔵の榎本さんと多津さんの正装写真が写されましたvv
第二部 講演「榎本武揚の実像」 東京農業大客員教授 榎本隆充氏
ご子孫、隆充氏の講演です。「榎本武揚の実像」ということで、入牢した時のエピソードについてお話し下さいました。箱館戦争後、辰の口の牢獄に入れられた時、牢名主に「何をしでかして牢へ入れられたのだ?」と聞かれ、「俺は箱館戦争の榎本だ」と言ったところ、たちまち皆家来のようになったという、有名な榎本さん牢名主話ですね。
母宛てに書いた「箱館で撮った写真を外国人が争って買っているという話を聞いて、一同笑った」という手紙も紹介されました。
最後に、獄中で読まれた七言絶句が紹介されました。
七十老親鬢似銀 荊妻臥病守清貧
君恩未報逢今日 孤負忠孝両全人
年老いた母は病に伏して清貧の暮らしをしている。
私はまだ(徳川に)受けた恩にいまだ報いていない。
君主に対する忠、親に対する孝を背負っているのに。
というような意味らしいのですが、この「君恩」の横に「国為」というルビが振ってあり、実はこれが本音だったのだろうという事でした。表向きは徳川に対する恩に報いていない事を詠んだようではあるけれど、実は「学んで来た科学技術を国の為に尽くしていない。日本の為に尽くしたい」という思いだったのだろうとのことでした。この句を詠んだ時はまだ赦免されるかどうかは決まっていなかったと思いますが、すでに一幕臣としてではなく、「日本」という国のために国益になる事をしたいと思っていたんですね。
隆充さんの講演は初めて聴きましたが、とても落ち着いた、優雅な「雰囲気」を持った方でいらっしゃいますね。研究者の方とは違った、ご子孫ならではの親しみの感情を持ったお話で、しかも獄中の話なのに楽しいエピソードの紹介だったので、聴いていた私もなんとなくなごんだ気持ちになりました。
次へ続きます…。
7月30日(水)に「小杉雅之進」さんの百回忌法要が函館・称名寺で行われます。
その際、小杉さんのご子孫がご自宅で保存されていた遺品、資料が展示公開されます。
麦叢録の附図に入れなかった絵画、直筆の履歴書、咸臨丸で渡米した際の航海日誌やサンフランシスコで撮影した写真、文久年代の浮世絵貼込帳などの貴重な資料約80点を専門家が丁寧に説明してくださる予定だそうです。
榎本武揚からの手紙、掛け軸、江差沖で座礁した開陽丸のスケッチもあるそうです。
これらの遺品、資料をご覧になりたい方、法要に参加したいと思われる方は
「開陽丸子孫の会」 enomotokantai@kaiyo.org まで連絡して下さい。
百回忌法要参加要領の案内をくださるそうです。
締切は7月15日です。

小樽市立文学館を出て、すぐ隣の小樽バインで昼食を食べました。2日目のお昼はぜひここで、と思っていました。
小樽バインは旧北海道銀行本店の歴史的建造物を利用したワインカフェ&ワインショップです。
店内は割と落ち着いた雰囲気。道内産のグラスワインがついたパスタのセットを注文。ワインは白・赤・ロゼから選べます。
後に講演会があるというのに昼間っから飲んじゃいましたよ~(^^)
この後金融資料館も見学しないといけないのに、まやこさんとついつい話し込んでしまい、慌てて店を出ました。

観光地に限らず、資料館等の施設は月曜日休館が多いです。ここもそうだったので、ぜひこの日中に見ておきたかったのです。文学館の真向かいにあります。
(写真は月曜日に撮ったので、入口が閉っています)
建物は小樽バインの建物と同じく明治45年に建造。東京駅を設計した辰野金吾らの設計だそうです。
日本銀行や金融について楽しみながら学べる施設です。入館無料。
入ってすぐ、置いてあったパンフレットに1万円札の中の人の顔が…思わずデコピンしてしまいました。向こうも私がこころよく思っていないのを知っているのでしょう、すぐ手元から去りたがるんですが(笑)
世界各国のお金が展示されていたり、1億円分のお札を持ち上げて重さを体感するコーナーとか、偽札の見分け方を説明する印刷技術の紹介コーナーとか、かたい名前の割にはけっこう楽しめる資料館でした。
余談ですが、ここでもらった「お金の話 あれこれ」というパンフレットが、文字通りお札にまつわる豆知識みたいなものが載っていて面白かったです。Q&A形式で書かれていて、
「肖像の人物選定の基準はあるのでしょうか?」という問いに、
明確な基準はないものの、
①極力実在の人物で、業績があり知名度も高く親しみやすいなど、国民から尊敬され日本を代
表するような人物である事
②偽造防止の観点から、簡単に複製できず、かつ人の目を引く特徴のある顔であること
という答え。
先日、「日本の歴史上の人物はどんな業績を残したか」を小学校6年生を対象に調査した結果が朝日新聞に載っていましたが、正答率7位だった1万円札の中の人。知名度は高いようですが…「国民に尊敬され」っていうのはどうなんでしょう?
福沢諭吉の素行について、以前はな。さんが面白い記事を書かれていたので、ぜひご一読をvv
話がそれすぎました(汗)
できればもう少しゆっくり見学したかったのですが、時間もなかったので講演会会場の市民会館に向かいました。
この時は日銀通りを歩いて市民会館まで行ったのですが、別の公園通りに出る方の道の方から行けば、途中の花園十字街付近に榎本さんとクラーク博士のレリーフがあったんですね。後から知りました。
途中の市役所の隣には永倉新八ゆかりの史跡があったり、他にも小樽には新八が孫と剣道の稽古をしたという水天宮や菩提寺があるそうなのですが、今回は榎本さんを訪ねる旅なので、永倉新八の事は全く頭にありませんでした。「そういえば、小樽に住んでたんだよね」程度。新選組ファン失格ですか…?
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M子 福沢諭吉の人物像、私も同じ見方です。香音里さん、はなさん、よくぞお書き下さいました。感謝!
こんばんは。
香音里 榎本さんの赦免のために奔走したり、意外と面倒見が良かったり、そのバイタリティには見習うべきところもあったりするのですが、自分は安全なところにいながら他人を批判したりとか、図々しさがどうも好きになれません。
1万円札は好きなんですが(^^;

新しいポスターはこちらです。
7月19日(土)~8月31日(日)まで、市立函館博物館で、特別展「没後100年 榎本武揚-函館戦争の光と影」が開催されますが、そこに榎本さんがオランダから持ち帰ったという「ディニェ印字電信機」が展示されるそうです。
ディニェ印字電信機ってどんなの?という方はこちら → 逓信総合博物館サイト
8月9日(土)の博物館主催講座
夏休み自由研究「今よみがえるディニェ印字通信機」
榎本武揚が140年前にヨーロッパから持ち帰った通信機の通信実験をすることで、
日本における通信の始まりについて学ぶ。
13:30~16:00 博物館本館
対象:小4~6年生 定員20名 無料
7/22(火)9時から博物館本館で電話受付(先着順)
この講座って、小学生だけなんですね。でも夏休みの自由研究で「ディニェ通信機」って渋いと思いません?
そして、「帆船あこがれ」情報です。
帆船「あこがれ」が開陽丸の航跡をたどる航海に、7月8日にいよいよ大阪を出港します。
7/13~16:東京⇒石巻<3泊4日>
7/29~30:函館⇒函館<1泊2日>
7/31 :函館⇒函館<一日コース>
8/01~02:函館⇒江差<1泊2日>
8/04~06:江差⇒小樽<2泊3日>
のセイルトレーニングにまだ空きがあるそうです。
こちらも夏休みに貴重な体験ができるイベントです。
詳細はこちらへ → 榎本武揚没後百周年記念事業 帆船「あこがれ」事業
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榎本武揚没後百周年記念事業 帆船「あこがれ」の函館入港で盛り上がっている最中の7月30日(水)に曽祖父「小杉雅之進」の百回忌法要を称名寺で営ませていただきます。
自宅で保存していた曽祖父の遺品/資料を展示公開させていただきます。麦叢録の附図に入れなかった絵画、直筆の履歴書、咸臨丸で渡米した際の航海日誌やサンフランシスコで撮影した写真、文久年代の浮世絵貼込帳など約80点を専門家が丁寧に説明する予定です。
榎本武揚からの手紙、掛け軸もあります。江差沖で座礁した開陽丸のスケッチもあります。
これらの遺品/資料をご覧になりたい方は、百回忌法要参加要領をご案内しますから御一報下さい。
7月15日に締め切ります。
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香音里 小樽では、ありがとうございました。どんどん図に乗っちゃってます(^^;
いつも情報ありがとうございます。北海道に住んでいたらぜひ参加させていただきたいところですが…。
改めて記事にさせていただきますね。
ブログ掲載について
ケイちゃん 幕末情報がつまったブログですばらしい!!楽しませて頂いています。小杉雅之進の百回忌法要の案内を私のブログに掲載してもよろしいでしょうか?お返事おただければ幸いです。
>ケイちゃん様
香音里 はじめまして。お越しいただきありがとうございます。拙ブログは幕末でもかなり偏ったブログでございます(^^;
ケイちゃん様は幕末系のブログを運営されているのでしょうか?
ケイちゃん様のブログに一度おじゃましたいと思いますので、恐れ入りますが、URLをお教えいただけると幸いです。
よろしくお願いいたしますm(__)m
香音里様
ケイちゃん 香音里様、こんばんわ!御返事ありがとうございます。ブログは去年の夏に開設しましたが、長い間お休みしたり、パソコン操作があまり得意じゃないので、香音里様のように内容の濃いブログではありません。幕末中心というわけでなく、あれこれと思うままに書き連ねています。お暇があれば私のブログへ訪問してみて下さい。私が一番気合い(笑)を入れて書いたブログのURLを貼り付けますね。これからもよろしくお願いします。
PS
ケイちゃん お気に入り登録させていただきました♪
>ケイちゃん様
香音里 URLをお教えいただき、ありがとうございました。早速ケイちゃん様のブログにおじゃまし、小杉さんの麦叢録の記事も拝見しました。
麦叢録、北大図書館の北方資料データベースなどでも見れますが、いつか本物が見れたらいいですね。
ブログ掲載の件、了承しました。またブログにおじゃましますねvv
こちらこそ、よろしくお願いいたします。

会場に集まった人は30人くらい。講師は市立函館博物館学芸員の佐藤智雄氏。
ギリギリに会場に着いたため、展示されていた資料はまだ全然見ていなかったし、レジュメも貰っていなかったので、遠目に見える書などは判るのですが、書簡等はやはり前もって少しでも目を通していればよかったなと思いました。
展示物は榎本さんの書、漢詩、書簡等や写真、開陽丸の引き揚げ品などの資料と、榎本さんが登場する歴史小説(そこは、やはり文学館ですね)。
展示されていたものはこちら → 小樽文学館サイト
私は函館市立博物館の五稜郭分館や開陽丸青少年センターは見学した事がなかったので、展示品を実物で見るのはほとんどが初めてでした。本や雑誌で見たものはあっても、実物を間近で見ると細部まで解ったり、色が違ったりします。
佐藤さんの説明で面白かったのは、吉祥寺蔵のオランダ語による書の説明でした。
昨年の吉祥寺での100回忌法要の際、まやこさんが記事にして下さっていた、オランダ語で書かれたという書。
" Onderneming is de beste meesteres .
Voor de Heer Amari, van zin
vriend Enomoto Kamadiro"
直訳すると「冒険は最良の師である。アマリ殿へ。 友人榎本釜次郎」と言う意味になるとか。
これを佐藤さんはまさに、アニメ「ドラゴンボール」の主題歌の「この世はでっかい宝島。そうさ、今こそアドベンチャー!」という風に訳すのがぴったりではないかと言っておられました。
なるほど~と思わず頷いてしまいました。
揮ごう年、アマリという人物、いずれも不詳との事ですが、この後の記念講演での大石章氏の講演の中で、北海道の開拓クルーの中に「甘利」という人物が出て来たので(帰宅後調べたら北海道巡廻日記に名前が出てきました)、もしかしたらこの人の事なのかも。
もしそうだとしたら、榎本さんは北海道の開拓にすごく大きな夢を抱いていたのではないかなぁ、北海道という土地は、榎本さんにとって「でっかい宝島」だったんだろうなと思いました。
1時間弱の講演でしたが、その他に「五稜郭之図」や開陽丸遺物の説明、戦争時に書いた書と、友人と酒を酌み交わしている時の気持ちを読んだ書の書体の違いや、書簡について内容や背景などを楽しく、解り易く解説して下さいました。
私は若くないので失礼して、まだ展示をご覧になっていないまやこさんと一緒に展示を見学しました。
先ほども書きましたが、函館博物館等を見学していない私にとっては、ほとんどが初めて見るもので、とても興味深かったです。
特に興味深かったのは、獄中で書いた石鹸の作り方を書いたもの(コピー)、流星刀、愛用のパイプ、多津さんの手紙などでした。
獄中で書いた石鹸の作り方は絵付きで、満足に紙や墨が手に入らない中、書いては消し、付け加えして苦労して書いた跡が見られます。自分の命がどうなるかわからない状況で、なお自分の研究した事を書き残しておきたいという科学者たる一面も伺えます。
流星刀って、全部で四振り作られたんでしたっけ?展示されていたのは短刀でした。これを作られたのって、けっこう晩年なんですよね。本当にこの方の好奇心、研究心の衰えのなさには感心させられます。
今回の展示で実は楽しみにしていた「愛用のパイプ」ですが、パイプと聞いた時、勝手にポパイが吸っているような大きなパイプを想像したのですが、全然違っていました。「煙管」の先の部分が無いような形というか、禁煙パイポみたいな形というか(うまく表現できなくてすみません)。
細かい龍の模様が彫られていました。
そして、多津さんからの手紙。薄ピンクの花の模様の入った紙で、優しい字でした。夫の無事を案じる手紙であったり、子供たちの様子を知らせる内容であったり。仕事でずっと海外にいる榎本さんの心を支え、家を支えてきたのは多津さんだよなぁと思わせられます。やっぱり私は「榎本さんに愛人がいた説」は受け入れられないです(^^;
それと、榎本さんのロシア公使時代の写真のスケッチ(?)があって、これがむちゃくちゃ男前だったんです~。こんなに男前なのに、どうして土方さんほど女性に人気がないんでしょう?
余談ですが、展示の中には土方さんの「修整された写真」もありました。まやこさんと「修整してない方が好きなんですよねー」と話していると、男性の方が「修整してないのって、どんな写真?」と聞いて来たので、すかさず携帯の待ち受け画面の土方さんを見せたのですが、初めて見たって感じでした。この方は多分小樽の方なんだろうな、と思いました。
小樽の方にとっては、榎本さんは「箱館戦争」の榎本武揚ではなく、小樽の開発に尽力した榎本武揚なんでしょうね。だから、幕末、箱館戦争の事はあまり興味ないのかも。商店街の写真や、仮装コンテストも、明治になってからの海軍中将、大臣のイメージですし。
歴史小説の方は、「燃えよ剣」「行きゆきて峠あり」「武揚伝」「榎本武揚子」「五稜郭血書」「蝦夷物語」等々の本が展示されていました。
芝居好きの私としては、安倍公房の「戯曲 榎本武揚」と「五稜郭血書」はぜひ読みたいと思っているのですが…っていうか、舞台で見てみたいですね。
文学館の特別展、見ごたえがありました。
7月6日(日)まで開催中です。まだご覧になっていない方は、ぜひ行ってみてくださいね。
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高松飛鳥 良いですね…ギャラリートーク。やっぱり聞きたかったです。
何となく、レポートを読んで佐藤さんらしいなぁ…と思いました。
小樽にはなかなか行く機会は無いのですが…小樽は榎本さん好きには本当に興味深いです。
楽しいレポートありがとうございました。
No title
M子 今日このレポートを読んで、また小樽文学館に行っちゃいました。ギャラリートークの模様がビデオで放映されていました。もう悔いはありません。
>高松飛鳥さん
香音里 小樽では、短い間でしたがお会いできて嬉しかったです。
佐藤さんの解説、お人柄が表れるような解説でとても楽しかったですよ。
函館博物館の「榎本武揚展」でも展示解説セミナーがあるみたいなので、
ご都合がつけばぜひ行ってみてくださいね♪
>M子さん
香音里 小樽では大変お世話になり、ありがとうございました。
おぉ!今日また文学館に行かれたんですね。
確かにあの時ビデオ撮影していましたが、その模様が早速流されていたとは(^^;
できる事なら、私ももう一度見にいきたいです。
函館の展示も見にいかれたら、また詳細教えて下さいね。
6月22日(日)、小樽は快晴です。
文学館に行く前に朝一で手宮洞窟保存館に行ってきました。

現在は風化を避けるために保存カプセルで覆われています。ガラス越しに見る彫刻は、角のある人のようにも見えるし、記号か文字のようにも見えます。実は彫刻を見て私が真っ先に思ったのは、「あ、バイキン!」でした(笑)。角と矢印型の尻尾を生やして槍を持ったバイキンの漫画に見えたのです。
なぜこの洞窟を見学しに来たかというと、1878年(明治11年)に榎本さんがこの彫刻を学界に紹介したからなのでした。その後、イギリス人ジョン・ミルン、渡瀬荘三郎などによって調査され、1921年に国指定史跡になったそうです。
保存館のすぐ近くには機関車などが展示されている小樽市総合博物館があり、もし鉄道オタクならぜひ行ってみたいところ。しかし鉄子でもないし、この保存館、行きはバスが1時間に3本ほど有り、開館時間に合わせて行けたのですが、帰りは1時間にバスが1本しかない。そのバスを待っていたら、10時半からの文学館のギャラリートークには間に合わないわけでして…歩き出したのですが、意外と近かったです。

旧郵船小樽支店は明治39年に落成した建物で、重要文化財に指定されています。完成直後の明治39年11月には日露戦争後の樺太国境画定会議が行われました。
樺太、国境画定なんて言葉を聞くと、ついつい榎本さんが全権公使を務めた千島・樺太交換条約を思い出します。残念ながら榎本さんは関係ないですが、会議の後の海陽亭での祝宴には伊藤博文が主席していたとか。
館員さんの説明を聞く時、ついつい内部の写真を取り損ねたのですが、複元された貴賓室や会議室、金革唐紙の壁、鏡付きの飾り暖炉や1枚織りの真紅の絨毯、シャンデリアの天井の飾りなど、贅が尽くされていて豪華でした。

運河公園休憩所(旧日本石油株式会社倉庫)です。


運河に沿ってブラブラと歩いて行きました。
この辺りは、完全に観光地化されている浅草橋界隈と違って人通りも少ないです。
右は旧渋澤倉庫
時間に余裕があったのでのんびりしていたのですが、ここでふと文学展と講演会のチケットをホテルに忘れて来た事に気づきました。
文学館でチケットを買い直しても良かったのですが、通り1本先のホテルまで取りに戻ってもギリギリ間に合うという事で、急ぎ足で取りに戻りました。
おかげで、文学館のトークギャラリーも結局ギリギリに飛び込みました。いつもこうです(汗)
しかし、こんなスローペースでレポ書いてると、書き終わるのはいつになる事やら。
すみません、のろのろとまだまだレポ続きます(^^;
M子さんとお別れし、ホテルにチェックインしようと思ったのですが、ふと気が付きました。
龍宮神社にちゃんとお参りしてない!
ギリギリに記念法要の会場の社殿に飛び込んだので、きちんとお参りしてなかったのです。
法要の参拝はしましたが。
ってことで、再度龍宮神社へ。
実は、そっくりさんコンテストの結果はすぐ発表されたわけではなく、「6時から龍宮神社境内で発表」という事だったのです。最初、「どうせ翌日の講演会の時、結果発表があるからいいか」と見るつもりはなかったのですが、せっかくなので結果発表も見る事にしました。
境内では居合の演武、続いて空手の演武が行われていました。
そこで高松飛鳥さんにお会いしました。法要の前に声をかけていただいたのですが、その時はお話する時間が無かったので、改めてご挨拶。
ふと横を見ると、法要の時にもお見かけした方が…。思い切って声をかけると、icewine5さんでした。
ネットで知り合った方々と実際に会ってお話ができて、とても嬉しかったです。
icewine5さんはとても詳細な小樽レポを書いて下さっているので、ぜひ行ってみてくださいね。 そっくりさんコンテストの結果発表の様子です。
前にも書きましたが、大賞は小樽市内の女性の方でした。
女性ながら、貫禄のある榎本さんでしたよ。
境内にはこんな看板が…
没後100年事業の一つとして、龍宮神社に榎本さんの銅像の建立が予定されています。
交流会の時の宮司さんのお話では、五カ国語を話した榎本さんが建立した神社という事で、今後学問の御利益があると宣伝して行きたいとの事でした。ぜひ、榎本さんの人物や功績も銅像と一緒に紹介して欲しいと思います。
御利益があるように、お守りをいただきました。
夕食はやっぱりお寿司でしょ。
普段はめったに、しかも一人でビールなんか飲まないのですが、
榎本さん祭りだし、やっぱりちょっと飲まなきゃねっ。
で、ビール1杯でドロンケンです。